傷つく言葉の裏側

私たちは時に、人から、傷つく言葉を受ける時があります。そして、もっと多いのは、自分で自分に傷つく言葉を言ってしまっています。

その言葉の響きで、私たちはたじろぎ、傷つきってするのだけど、でも、どうか、そんな時は、ちょっと引いてみて、一回自分に聞いてみて欲しい。

「それって本当?」って。

人から言われた尖った言葉を受けたとき、それがどんな言葉であれ、その言葉の奥には、「〜〜べきなのにあなたはそう出来ていない」
という思い込みがその言葉を言ったその人の根底にあることが分かります。

でも、本当は、〜〜べきなんて事は、何一つないのではないのかな、って思うのです。

これって、傷ついてみて分るけど、実はこの「〜〜べき、なのにあなたはそう出来ていない」って言う思い込みって、実は自分の方にもしっかりある。

喧嘩とか、文句というのは、だいたいこの〜〜べきって言うのがあってはじめて成り立つのですよね。
店員さんが無愛想で腹が立つのも、「店員は客に愛想良くするべき」っていうのが、あるから。
子供が部屋を散らかすのに腹が立つのは「出した物は片付けるべき」っていうのがあるから。
この〜〜べきを手放せれば、色んなシチュエーションで、どれだけ感情が波たたずに楽になるのでしょうね。

この、〜〜べきって言う思い込みって、実は、絶対的な真実が元になっているかといえば、そんな事がない場合もたくさんあります。というか、根拠のない思い込みって時がほとんどなんじゃないのかなって思います。

「店員さんは客に愛想よくすべき」っていう、思い込みがあった私は、アメリカに来た当初、とてもびっくりしました。店員が愛想が悪い悪い(笑)。都会に行くと、さらにもっと悪いです(笑、笑)
そして、たまに機嫌のいい人にぶつかると、とってもおしゃべりだったりする。
この国には、「店員は、お客に愛想良くすべき」っていう一般的に信じ込まれている常識というものが無いみたいです。
でね、何が言いたいかって言うと、それでも、この国のお客さんは、別に普通に生きている訳です。もちろん、機嫌のいい人にあたったら楽しいのかもしれないけど、相手が機嫌が良かろうと、良くなかろうと、機嫌良く喋っているお客もいるし、皆、自分勝手なのです。
で、それも、ありって言う事なのですよね。

私たちが、こうあるべきって絶対的に信じてしまっている事って、国がかわれば、かわってしまうほど、危うい信じ込みなのです。

「出した物は片付けなければならない」
これについては、もちろん、いい事です。多分、いい事だと思います。
でも、これにとらわれ過ぎていて、子供にこれが出来ていないのをみると、一気に血圧が上がる人がいたりします。ブッチッと切れてしまう人とか。
そして、それがプライオリティーナンバーワンなので、自分自身リラックスして楽しむ事なんか出来ない。楽しく友人を呼んでパーティーして、その後に、散らかった食器、フロアーに散らかった食べこぼし、そういうの、ひとつひとつが気になって気になって、お客さんがいるうちから、リラックスせずにがちゃがちゃ片付けはじめたり、その姿は殺気立っていたり。
いやね、そこまで酷くはなかったけど、結構、結婚当初の私は、この「出した物は片付けなければならない」にとらわれていたので、今、思い出すとかなり生きづらかったし、一緒に居る家族も窮屈だったはず。
その後、子供が生まれて、手に負えないって事をさんざん経験して、はじめて、このこだわりを持っていたら、それ以外に割く時間というものがマイナス以上に残らないって事に気がつき、自分の健全じゃないこだわりがありすぎる所が不自由になった訳です。だって、家族中に、転がしている靴下の事を、怒鳴ってまわる事にエネルギーを使うのなんて、まっぴらごめんだったから。
(これは、その事について、子供に教育をしなくていいと言っているのではありませんー。自分のあり方としての話です。)

イラッとした時、また、誰かに何かを言われた時、また、自分で自分に傷つく事を言ってしまった時に、「それって本当?」って自分に聞いてみて下さい。

もちろん、改善した方がいい事なら、前向きに改善しましょう、そして、指摘してくれてありがとうって思うのがベスト。
でも、それが、相手の「〜〜べき」と言う、いわゆる常識だったり、その人の枠だったりする中でのとらわれからの言葉だったら、「本当は、そうとも限らないんじゃない」って、「そうと決めなくても絶対やり方はある」って、傷つくのをやめにしていいと思います♪
by pineheath | 2013-02-27 09:11 | ホリスティックヘルス

自分の信じこみを書き換えて、欲しい現実を生きる方法♡


by Keiko
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