Tさんとの想い出
2019年 05月 27日
Tさんとの想い出
IHセッション連続だった今日。
セッションが終わって、携帯をチェックすると、CS60のクライアントさんの娘さんから、お父様がご逝去されたとメッセージが入っていました。
娘さんがお父さんのノートを整理していて、私のことを書いてあったということで、連絡をしてきてくださったのでした。
施術が大きな心の支えだった様子が日記に記されていた、と、お礼を書いてくださってました。
ついこの前まで、このセッションルームでお話ししながら施術をさせていただいていた事が蘇ります。
気遣いをよくしてくださる方で、クリスマスにはケーキ持ってきてくれたり、道すがらのお惣菜買ってきてくださったり。
最後の方は、たくさん心のお話をさせていただくようになり、真っ直ぐ受け止めて行動に起こしてくださっては、報告してくださったりしたのでした。
放射線治療を受けられる決断をされて、そこからは、みるみる弱っていかれて、最後にはここにも足を運べない状態になり、西村先生に直接みていただこうと、安城にも予約を入れていたのですが、それに行くのも叶いませんでした。
ヒーリングやカウンセリングや施術は万能ではないし、人は誰もが最後は死ぬんだって事がわかっているし、そもそも、死はきっと終わりではないとは思っているはずなのだけど、
でも、やはり、こういう時には、もっとこうできたかな、放射線治療は反対すべきだったんじゃないか?とか、最後に駄目元で連絡入れてみればよかったかな、などと、今は色々考えてもしょうがないことを考えてしまいますね。
それくらい、T さんがこの世にいなくなってしまった事が悲しいです。
でも、Tさんの人生の最後に少しだけ関わらせていただけた事が光栄だったな、と。
私が関わる事でガンという病気が進行するのを少しでも遅らせる事ができたなら、それできっとよかったのだし、共に良い時間を共有させていただけた事がお互いの人生にとってよかった事なのだと思い直し、
私はより良い施術を目指していこうと思います。
Tさん、ありがとうございました。安らかにお眠りください。